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教師紹介&インタビュー

これからの医療には統計学やITへの理解も重要です

金子 和樹 

九州大学医学部医学科4年

久留米大学附設高等学校出身

「現在は少人数で統計や機械学習についての勉強会を行っています。自分は特に統計モデルの選択や学習方法の効率・限界といった理論に近い側面に関心がありますが、他のメンバーもそれぞれ興味の方向が異なっていていろいろな視点からの意見を聞くことができ、とても楽しいです。」

インタビュー

センター: 生徒のみなさんに勉強のアドバイスをお願いします。

先生: どんな問題でもただ解き方を覚えて再現するだけでなく、できるだけ自分の手を動かして考えてほしいと思います。その過程で解法のどの部分が本質的だったのか、理解が深まります。解けなかったとしても、ただの解法を読んで覚える場合よりも理解が深まり、記憶に残りやすくなると思います。私は、数学や物理などの科目では、可能な限り自力で問題を解くようにしていました。そうした積み重ねにより、模試などで出題される様々な範囲の問題やひねりを効かせた問題にも対応できるようになっていったと感じています。

センター: ありがとうございます。では、金子PTご自身について伺います。医学の道を志したポイントは何でしたか。

先生: 医学は古代からほかの様々な領域の知識や技術を取り込みながら発展してきました。同時に、生物学などのようなある意味理論的な面をもちつつ、その実態は実学です。極端に言えば、なぜ効くのか分からない薬であっても効果があるのなら治療に利用されます。そのような多面的な学問領域の特質に魅力を感じて医学部をめざすことにしました。

センター: 現在はどのようなことを学んでいるのですか。

先生: 4年生では、臨床の知識に関する試験のCBTや、実際に患者の方に相対して臨床を行う能力を試すOSCEという試験があり臨床実習に向けての準備期間の意味があります。試験の成績がすべてではないことは理解していますが、これからの自分の医学への取り組みを占う上でも上の2つの試験の成績は大事だと感じているので、しっかり時間をかけて勉強に取り組んでいきたいです。今後どの分野を専攻するかにもよりますが、これからの医療について理解するためには単に疾患や治療法等の知識では十分でないので、基礎になる生化学や生理学の部分も勉強できていければと考えています。

センター: 今後の展望についてお聞かせください。

先生: 限界はありますが、病気などが起こる理由や仕組みを理解することが重要だと考えています。医療行為に関しても、その仕組みを理解し十分な根拠をもって、治療の判断ができるようになりたいですね。例えば臨床試験などの統計的な情報を正しく解釈したり、AIと医療の関わりといったことを理解することもこれからの医療では重要だと考えています。

センター: ありがとうございました。

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