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◆個別指導教師からのアドバイス◆(毎月更新)

駿台の個別学習応援誌「パーソナルタイムズ」2号より

【入試直前期の学習法】


[東北大学・医学部]

小番 健矢 PT

 私は大学を受験する直前期にはあまり難しい問題には手を出さず、今まで解いてきた問題の復習や、教科書レベルの問題の演習、今までに作ったノートの見返しなどを行なっていました。直前期で大切なことは、自信を無くさないこと、この一点に尽きると思います。

 今まで解いたことのない難問を解くのではなく、解いた問題や基礎問題の復習をすることが大切です。自分の頭の中にある知識をもう一度整理して、記述の問題に対しても手を動かしましょう。難しい問題に手を出さなくても、今までの勘を取り戻すことは十分できるし、何より自分の確実に解ける問題を増やしていくことで自信・モチベーションを上げていく好循環を作り出していくことができます。酸素の少ない高地トレーニングのような難問演習で直前強化を行なおうとしても、本番に酸欠で倒れてしまうリスクが高いのと同じです。日々の積み重ねは裏切らないので、自信を持って頑張ってください。

 

[東京工業大学大学院・生命理工学系]

阿部 一成 PT

 入試直前期には新たな参考書には手を出さず、今まで学習してきたテキスト・模試を復習することをベースにおくことです。直前期こそ簡単な問題を解かなくなり、本番でそのような問題に意外と時間がかかってしまうことがあります。足元をすくわれないような勉強が、短い時間との戦いには有効だと考えます。また一方で、ある程度新たな問題に触れることも必要です。それは青本や実戦問題集で十分であり、同時に志望校の対策にもなります。順番としては、同じ大学であれば、去年の過去問は今年は絶対に出題されないため1番最初に解き、傾向を見ます。次に青本を古い方から解いていき、最後に2年前の過去問を解きます。さらに、実戦問題集で演習を重ねることにより、思考力と応用力が付いてきます。

 受験勉強において、全体に言えることですが、目的・効果を考えて学習しないといけません。この問題集をやっていれば合格できる、というような受動的な考えでは学習効果は上がりません。直前期では特に時間がないので、できないところをしっかりと見つめ毎日成長したと思えるように、効率的かつ能動的な学習をしていきましょう。

 

[東京大学・工学部]

沖 麻未 PT

 私の受験直前期の勉強法について、インプットとアウトプットの二つの面から書きたいと思います。まずインプットに関しては、とにかく今までやったことの復習を徹底することを心がけました。そのための下準備として日々の学習において、解けなかった問題や覚えていない事項に関してはチェックマークやアンダーラインをつけておき、直前期はそれらの印のついた箇所を重点的に抑えるようにしました。

 アウトプットに関しては、記述型の答案作成に対応するため、自分の愛用している参考書や授業・模試の解答を徹底的に読み込み、論述に使えそうな言葉の言い回し、ワードなどを書きだし、覚えるようにました。こうすることで、字数の限られた中により多くのポイントを詰め込まなければならない地歴の論述で、なるべく字数を節約して多くの要素を盛り込むことができたのではないかと思います。受験直前期は精神的に不安になり、焦りのせいか新しい問題集などに手を出してしまう人もいます。しかしこれまで授業や模試などでやってきたことの復習を徹底すれば、十分合格に手が届くはずです。

 

[上智大学・外国語学部]

齋藤 瑛美 PT

 私の勉強スタイルの中で、ひとつ決めていたことがあります。間違えた問題はうやむやにせず、覚えることを意識しながら完全に理解できるまで考えることです。そしてこの、『覚えるように意識しながら』というのが、一番大切なことだと思います。古典は助動詞や格助詞なども含め、単語の意味や前後のつながりを把握し、あいまいな箇所がなくなるまで解答とにらめっこしました。世界史では、時間がかかる作業ではありますが、間違えた問題がひとつでもある大問は、塾で使っていたその時代のテキスト、資料集をくまなく読み、ただひたすらに覚えることを意識しました。同じ時代の問題で二度と間違いをしないために、しらみ潰しに覚えていく効果的な方法だと思ったからです。特に世界史などの暗記が必要とされる教科は、その流れや全体像をつかむことが大切になります。間違えた問題だけでなく、その背景知識を頭に入れるように意識して勉強しました。

 私立大学の過去問には試験の1カ月前ほどから取り組み始め、同じような答え合わせの仕方をし、無事に第一志望の大学に合格することができました。

 

[大阪大学・医学部]

伊藤 万里子 PT

 二次試験直前の学習内容は、それまで手を付けていなかった過去問1020年分と、それまで使ってきた英単語帳・英熟語帳を中心としました。朝・昼は過去問演習に費やし、暗記の効率が良いと言われている就寝前は単語帳・熟語帳を用いて、1日前に学習した範囲の復習に加え、新たに30個ほどずつ単語・熟語のチェックを行いました。

 過去問の解き進めは、直近3年分ほどは解かずに取っておいて残りについて負担にならない程度のペースで解きました。解けなかった過去問の復習は、当日中の自力での解き直しをすることに加えて新たに一冊ノートをつくり、頭から抜け落ちていた知識や単語をメモしておくために利用しました。このノートは知識の穴埋めの最終段階を担うものであり、日に23度は見直しました。

 解かずに取っておいた過去問は、他の問題を復習まで終えてしまった後、1年分を1日かけて本番と同じ時間制限で解く際に用いました。どの年度のものを取っておくかは受験する年の学習指導要領によって変化することと思います。

 

[九州大学・歯学部]

天野 遥 PT

 大学入試において、入試直前の学習法として最も避けたいのは夜遅くまで勉強することです。入試が行なわれるのは朝から夕方までかかることもあります。夜遅くまで勉強して、朝は起きられないという習慣が身についている人は大変危険です。入試と同じように、朝しっかり起きて、勉強することで、その生活リズムが身に付き、入試本番で無理をしなくてすむようになります。 また、普段と同じリズムであることで緊張も軽減されます。

 同様に、ぜひ試してほしいのは、過去問を入試本番と全く同じ時刻に、同じ制限時間で、入試本番のように解いてみることです。そうすることで、緊張感が得られるうえに、本番がどんな感じか、練習することができるので、どの試験のときでも、ぜひ試していただきたい方法です。

 また、本当に直前の入試前夜に何をしたらよいかわからなくなることがあると思います。そこで、入試前夜までに、過去問や模試等で自分がいつも間違えるところ、覚えきれていないところ、頭の中で整理しきれていないところをまとめておくのをおすすめします。これは、定期試験の前にも使えます。

 

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